Jethro Tull Thick as a brick

兄、龍介が先日行われたジェスロタルの来日公演の演奏を収めたCDRを送ってくれた。タルの唯一のオリジナルメンバー、フルート、ギター奏者にしてヴォーカル担当、タルの楽曲の、ほぼすべてを、60年代後半から作り続けている、イアンアンダーソンは、もう発声が上手くいかなくなって20年近い。しかし、録音では、もう声が出なくなって久しいフレーズも、若々しい声で唄われている。いぶかしく思っていたら、You Tubeに2013年のタル画像があるから見てみろと。サブヴォーカリストとして参加している青年が、まあた良い味だしてんのよね。怪しい。彼がヴォーカリストとして演奏をリードするときは、あの!イアンがフルートに専念しつつ、彼のバックに回るのだった。そして、かつて無かったほどにイアンのフルートは強調され縦横無尽に楽曲を彩り盛り立てるのであった。
 名曲 Thick as a brick は、70年代初めの最盛期に劣らない完成度で披露された。しかし、彼らの凄い事は、往年の名曲にすがる事無く、新曲で勝負を仕掛けてきている事だな。新曲Thick as a brick 2 名曲だよ。