国産の物だけど…


異常に気に入ってる楽器。写真挿入テスト!

 う〜ん、写真掲載できちゃいましたねえ。写真のギターは、国産グレコ社のもの。もう、20年位前の製品と思われ、Dan-Electro:ダンエレクトロ?だか、Ampeg:アンペグ?だか、と言うメーカーのコピー。本物は、キースリチャーズの使用で目に触れる機会の多くなった、大変珍しい、アクリル無垢のクッソ重い楽器です。しかし、高価で、手に入りにくい、ギターキッズあこがれの楽器を、完成度高く模造して提供しちゃう、知的所有権など、知ったこっちゃなかった、当時の日本の楽器メーカー各社は、ルックス重視で、模造品乱造のラインナップを展開し、しのぎをけずるのであった!
 学生時代、生涯に1本と思いつめて、凄い回数のローンなど組んで、40〜50万もするような米国製ギターを手に入れていたのだが、良い楽器を手にする=良い音楽を創造できるという、派手な誤解、大間違いな図式も同時に手に入れちゃう弊害もあったように思うのだ。
 さて、このギターの何処がそんなに気に入ったかと言うと。エレキギターの心臓部、ピックアップ、弦の振動を捉える電磁石のマイクの部分。この楽器の本物は、ボディの材質が、アクリル無垢と言いましたが、アクリルなんて物で作らないわけですよ、通常、楽器はっ!(すんごい倒置法だなっ!) 何故かと言・え・ばっ!アクリルなんて素材は、通常の木材と違って、音、振動が、ボディの材質に響かない、共鳴しないからに他なりません。ギターを透明にしたらクールじゃん!って、要求に素直に従った人たちが居たから出来た楽器なわけ。故にっ! 響こうにも響かない本物は、おっソロしい磁力を持つ、サイズもでかいマグネティックピックアップを、搭載してたわけです。しかし、このコピーモデルは、全く逆の、全く軽い種類の木材で作られていたのです。しかし、ピックアップは本物に近い、非常に強い磁力を持つものが、何故か採用されちゃって発売されたのです。材が軽く、楽器自体もとても鳴る。しかもピックアップのパワーは、尋常でない。 
 通常、このようにネックの先端部分まで露出してボディとジョイントしている楽器は、ネックとボディが連結している部分の多い楽器に比べると、鳴りが落ちる…、という経験上の知識があったのですが、この楽器には、それが全く当てはまらない。一度発した音が、中々鳴り止まない…という。
 楽器自体の「鳴り」が良い。ピックアップは、パワフル。自重が軽い。もう、偶然が重なり倒して、おっそろしく優秀な結果が、出来したのであった。学生時代に手に入れた高価この上ない楽器は、この楽器よりずいぶんと音が小さく、クソ重く、弾きにくく…。値段は数十倍!
 文章は、何故ピックアップが一つの楽器を、選ぶ傾向があるのか、と言う事について続く…気がする。