七草粥

七草
 家内、息子、娘にも全く理解されない、七草粥、十五日粥を、砂糖をまぶして喰う習慣。

 結婚後迎えた、初めての正月、七草粥を食卓に出してくれた家内に、「砂糖は?」「…え???…え?」…以来四半世紀以上の七草のお祝いは、疎外感にまみれて、…。

 ええ、ええ、今年も頂きましたとも。

 でもいいんだ。昨年暮れに知り合った、宝塚歌劇団出身、歳は25〜26、現在は札幌在住、和菓子店を営む、とびっきりの美女が「あ、それ、美味しいと思います!」と。

 まあ、彼の地の人達は、お赤飯に、取り取りの甘納豆を入れて食しはしますけど…。周囲の奇異な目など物ともせずに、「俺ね、お赤飯は醤油で喰うんだ」「キャ〜、それも美味しそう!」と、盛り上がる一夜ではあった。

 彼女が発案し、今年世に問う、野心作は、「おからまんじゅう」…と言う…う、う〜ん。