すごいや、こいつら・・・

 来月の4日、今度の日曜日に、西荻窪、音や金時 http://www2.u-netsurf.ne.jp/~otokin/index.html  で、演奏する。

その為に、二回ほど稽古をしたが、相変わらず、何で、僕は、こんなにも優れた音楽家と演奏をする機会があるのだろうと、不思議に思う。一噌流、笛方の一噌 幸弘の天才は、いうまでもなく、シンセサイザーの元祖、オンドマルトノと言う楽器の、世界的な第一人者の原田 節(はらだたかし)さんも旧知の素晴らしい演奏家であり、メシアンの楽曲を演奏する為には、彼が居なくては話にならなくて、世界中から引く手あまたである。もちろん、その即興が素晴らしい。チェロの星さんは、40代まで古典しか知らなくて、今は憂いを持った演奏で即興に生きがいを見出している。僕を除いて、皆、それぞれに忙しく、リハの時間を取るのも厄介、演奏場所の確保など、事務的なことの覚束無い僕がする事になって、頼りない歩みをここまでこぎつけたのだが、音を出してみれば、「やっぱり凄いや、こいつら・・・」な、演奏家なのだった。

 病後に得た、近所の工場での、汗だくの仕事は、息子ほどの歳頃の、後輩の同僚に、迷惑をかけつづけるほどの、不器用さ、わからんちんぶりを、発揮する毎日だが、音楽を創造している時だけは、そんな事から解き放たれて、生きている気持ちに溢れるようだ。