隆盛・・・日曜朝の番組で徳〇サンは、リュウショウと読んでいたが・・・


もう、半世紀生きている僕が、不思議に思い、感じる、そして笑ってしまうような、世間の変化に、世界各国から日本の文化、流行などを、みる目への変化、がある。

 好意的な、あるいはマニアックな興味と言うにとどまらない、もはや確立されたステイタスやら、楽しみやらになっているのだと感じるのだ。

 60年代、70年代、欧米のロックやそれにまつわる風俗に叩きのめされ、いまだにそのトラウマ、コンプレックスから抜け出せずに居る自分の目と、時の流れの興味深い変化を思わずに居られない。

 今の若い世代には信じられない事かも知れないが、音楽などは、もちろん、美術、芸術、書物から風俗に至るまで、外来の物こそ素晴らしく、日本のものを相手にするなぞ、酔狂と信じていた。

 漫画、アニメ、ゲームや、機械産業など、アイデアに溢れ、優れた分野のものに、人が集まって、更にその世界が広がり、盛たって行くのは、自然の流れであろう。

 二十代の頃、何ヶ月か過した英国ロンドンで、同じ建物に暮らした、ドイツ、フランス、イタリア、オーストラリア人たちに、日本や、日本人の知識は皆無であって、「日本料理って、どんなの?」と問われれば、現地の材料で、その様な物を拵え、振舞うと、マツタケご飯もどき、鶏の炊き込み御飯など、特に評判がよく、再々のリピートなども求められた。とはいえ、刺身、寿司などに話が及ぶと、顔をしかめ、「魚を生で・・・ありえない」と、にべも無かった。アメリカ人の若い女性を寿司屋に連れて行った従兄弟は、職人に勧められたタコの姿を見るなり、そのおぞましさに、泣き出されてしまったという。

 今や、寿司バーなど、Jethro Tullの新しい曲の歌詞などにも見受けられ(名曲、Aqualungに唄われた、ハンパーガーチェーンWimpy barは、もう無いようだ・・・)、繁華街のあちこちに存在するというし、漫画喫茶や、コスプレに熱中する若者、来日観光する事を夢見るあまり、日本語会話の習得に余念のない、日本びいきの者も多いと聞く。

 漢字までもが興味の対象で、「この字が好きなんだ」と言う、青年の二の腕には、「便所」のタトゥー。意味を知った時には、ひどく落胆したそうだ。刺青をしてやった奴は意味を教えてやろうとは、思わなかったのだろうか。

 ロンドンに暮らした頃も、不思議な文字に、興味を持った欧米人に、自分の名前を漢字で書くとしたら、と聞かれることは、たまにあった。

 兄が漢字表記を教えてくれるよう、求められた女性の名前に、モーリン、ダイアナと言うのがあった。これ、毛林、大穴、以外の漢字が思い浮かぶ人が居るか?と言うのである。

 ・・・教えられるか、そんなの。

 東京で会った、エイドリアンブリューに瓜二つのイタリア系米国人、サンフォード ビセシ(仮名・・・?)に考えてやった当て字は、産婦嘔吐 備精子 こいつも嫌がりやがんの。



 本日、新宿ライブたかのやで30分の演奏。