a believer

 モンキーズの一員だったデイビージョーンズが、亡くなった、と言う報は、ある意味、我々の世代(50すぎ…)にはウィットニーの訃報より、驚きが大きかったのじゃないだろうか。

 全米のいかれた若者、来たれ!と言うのが、英国のビートルズストーンズに対抗すべく、アメリカでも、ポップアイドルを作ろうとした企画の、募集広告に書かれたコピーであったそうだ。

 かくして、演奏もまともにできない4人のいかれた?若者がモンキーズ-The Monkees として活動をはじめ、大変な人気を得るのである。楽曲は若き日のキャロルキング等が担当し、ライブでは、実力派のバンドが、後方で彼らの代わりに演奏し、テレビ番組で, 十代を中心に、圧倒的な支持を得たのである。ビートルズの革命的な存在感に、近づくには無理があったが、ドラムスのミッキードレンツと、デイビーの2トップによって唄われる彼らの歌の数々は、魅力に溢れた物だった。恋の終列車、デイドリームビリーバー、アイムアビリーバー等々。

 素敵なバレリのイントロ、アウトロに現れた、超高速(当時ね!)のギターソロは、巷のギター小僧を唖然とさせた。…無論、ギターのマイク ネスミスが、弾けた訳じゃないのだけど。