セミアコ!

 エレキギターの魅力的な分野のひとつにセミアコゥスティック…通称セミアコ、という機種がある。生ギターのように、中が空洞になっていて、アンプを通さなくても、楽屋などで出音を確かめるくらいの音量はあり、ピックアップがあるので、もちろん電気増幅もできる。アンプの音量を上げすぎるとボディが共鳴をはじめ、それをコントロールするには、経験とある種の技術や決意(?)なども必要だったりするのだが、Ten years after:テンイヤーズアフターのアルビンリーやら、ジャズギタリストなんかが大勢使っている。第一、かっこいいじゃないの!写真の楽器は、ギブソンが発売したES-335あたりの国産コピー(グレコ)である。私、足立宗亮とその友人が、もう30年も前に、渋谷の古道具屋で見つけて買った後、転々と居場所を変え、つい先日、通常あるべき場所の真中辺りにピックアップの位置を変更されての披露である。現在の所有者は兄、龍介。